江戸時代の米屋で売られているお米は、現在のように鮮度そのままお米の真空パックなんてありません。
俵でお米を買い、そして、マスで計って販売していました。
米俵は基本的に稲などの植物の茎を編んだもの。
お米が売れて、残った米俵からは蓑(みの)を作り、今でいう丸い座布団のようなモノ(円座)や、ゴザのようなものを編んだ。
お米は玄米から白米へと店内でついて、「糠(ぬか)」と「白米」にした。
白米は販売し、さて糠(ぬか)は?
糠漬け(ぬかづけ)に利用しました。
糠漬けの始まりも江戸時代とされています。
そして、糠で石鹸のかわりに体をも洗った。
余った糠は農家へ売った。
糠を買った農家は、畑の肥料として利用していた。
また俵から編んで作ったモノは、何回も編みなおしたりしたのだと想像でき、その最後の最後は燃やして灰にする。灰も肥料として農家に売った。
つまり、江戸時代の米屋からはごみがでませんでした。
環境に優しい3R! 知恵がたくさん詰まった江戸時代だったようです。
※3Rとは・・・リデュース、リユース、リサイクルの意味。
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