日本文化6 - 江戸時代のSDGsエコ<米屋編>

江戸時代はSDGs <米屋編>

江戸時代の米屋で売られているお米は、現在のように鮮度そのままお米の真空パックなんてありません。

俵でお米を買い、そして、マスで計って販売していました。

米俵は基本的に稲などの植物の茎を編んだもの。

 

お米が売れて、残った米俵からは蓑(みの)を作り、今でいう丸い座布団のようなモノ(円座)や、ゴザのようなものを編んだ。

お米は玄米から白米へと店内でついて、「糠(ぬか)」と「白米」にした。

白米は販売し、さて糠(ぬか)は?

糠漬け(ぬかづけ)に利用しました。

糠漬けの始まりも江戸時代とされています。

そして、糠で石鹸のかわりに体をも洗った。

 

余った糠は農家へ売った。

 

 

糠を買った農家は、畑の肥料として利用していた。

また俵から編んで作ったモノは、何回も編みなおしたりしたのだと想像でき、その最後の最後は燃やして灰にする。灰も肥料として農家に売った。

 

つまり、江戸時代の米屋からはごみがでませんでした。

 

環境に優しい3R! 知恵がたくさん詰まった江戸時代だったようです。
※3Rとは・・・リデュース、リユース、リサイクルの意味。