日本の食文化3- 日本酒・さけ・SAKE

日本酒=さけ=SAKEのはじまり

日本酒=さけ=SAKEの歴史は諸説あります。

3世紀(201~300年)の魏志倭人伝(ぎしわじんでん)に酒が登場しますが、何を原料とした、どのような酒だったのかは不明です。

その後、720年に完成した『日本書紀』(にほんしょき)にも酒が登場しますが、どのようなものであったかは解明されていないようです。

 

700年には、2つの説があります。

米を原料とした「酒」という意味ではもっとも今の酒の製法に近いのではないかと思います。

 

一説は700年頃、口の中で米を噛んで、容器に一度吐き出し、一晩以上おいて酒の香りがしたら酒の完成。唾液と空気中の野生酵母で発酵させる原始的な醸造法で、東アジア、南太平洋、中南米にも分布しているそうです。

 

もう一説も時を同じくして700年頃、携行食の干し飯が水に濡れてカビが生えたので、それを用いて酒を造らせたという説がある。

これは麹カビの糖化作用を利用した醸造法で現代日本酒の製造法と似ています。

 

その後、酒は改良を加えられ、酒造りの技術も発展し、現在の美味しい酒が生まれ、私たちは先人の恩恵を受けています。

現代では、日本国内だけでなく海外でも”Japanese Sake”と呼ばれ人気がある日本酒=さけ=SAKEになりました。

 

(参考資料:Wikipedia)

 

日本酒=さけ=SAKEの原料

米(酒米=さかまい)、麹(こうじ)、水が主な原料です。

 

日本酒=さけ=SAKEを飲むための道具

盃(さかずき)、おちょこ、ぐい吞み、言い方にも色々あります。

盃の形や素材もいろいろあります。

 

飲み口が広い盃(さかずき)は、日本酒の香りを楽しみたい時に使います。特に熱燗(日本酒をあたためたもの)を飲むのはこの形の盃が適しています。

左:盃(さかずき)右:徳利(とっくり)

上の写真:日本酒を温める時に「ちろり」を使います。

 

日本酒は徳利で温める場合もあります。

日本酒を温めたものを「熱燗=あつかん」と言います。


日本酒=さけ=SAKEのご紹介

日本全国には日本酒製造所が1400以上あります。日本酒の銘柄10,000以上と言われています。

日本酒はその地域や日本酒製造所によって異なる味の日本酒を飲むことができます。

 

どの日本酒が一番美味しいですか?人気がありますか?と多くの人に聞かれますが、人によって日本酒の味の好みが違いがありますので一言では答えられません。

 

しかし、メディアなどで紹介された日本酒や、日本酒の名誉ある賞をとった日本酒、生産量の少ない日本酒は、高額で取引されたり、一大ブームになることもあります。

 

 

獺祭=だっさい=Dassai

 

W=ダブリュー=W

 

 

 

鳳凰美田=ほうおうびでん=HOUOUBIDEN

 

ゆり=YURI

 

来日した時に外国からの要人が「YURI」を飲んだそうです。

When I came to Japan, foreign dignitaries were drinking "YURI".

 

十四代=JYUU YONDAI

 

ドキドキ山本=DOKIDOKI YAMAMOTO

 

左:大七 皆伝=だいしち かいでん=DAISHICHI KAIDEN

 

右:会津中将=あいづ ちゅうじょう=AIZU CHUJYOU


珍しい日本酒の飲み方のご紹介

「河豚(ふぐ)のひれ酒」

ふぐのひれを焼いてから日本酒に入れます。

こうすることによってふぐの香ばしい香りが日本酒について美味しくなります。

 

Introducing an Unusual Way to Drink Sake

「Fugu no hirezake(Swellfish fin Sake)」

Grill the fins of the blowfish before adding them to the sake.

This way, the fragrant aroma of the puffer fish is added to the sake, making it more delicious.