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今回の話題は、おとなも昔はみんな子供だったについてです。
「星の王子様」を思い出された方も多いでしょう。
「星の王子さま」について
フランス人の飛行士・小説家であるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの代表作です。1943年にアメリカで出版されました。
この物語は、砂漠に不時着した飛行機のパイロットが、遠い小さな星から来た少年に出会う物語です。人間の絆や愛の意味を問うた哲学的な童話として有名で子どもだけでなく大人にも人気があります。
この物語は、2020年においては200以上(300以上か?)の国と地域の言語に翻訳され、発行部数が2億冊を超えたベストセラーです。
(参考文献:Wikipedia、他)
「大人も昔はみんな子供だった」は次のような意味を持つように思います。
大人になると、さまざまなことを知るようになるため、さまざまなことを考えるようになる。
大人になると、自分のフィルターを通して勝手にさまざまな情報をくっつけて見るような「わがまま」な見方になる。
おとなは、だれしもはじめはみんな子共だった。しかし、このことを忘れないでいるおとなはあまりいない。
自戒も込めて「おとなも昔はみんな子供だった」ことを考えてみたいと思います。
・子供は経験値が少ない(当たり前)
・子供であってももちろん各人にそれぞれの考えがある
・少子高齢化の時代、子供は国の宝!
・子育て支援制度等の整備が進んでいく中で「子供のわがまを許すこと」と「子供を大切にすること=尊重すること」と混同していないか
・成績が良いか悪いかということと、躾けという教育は別の次元
・頑固親父がいなくなってしまった…昔は相手の言い分を理解しようという機会があった
・ご近所(又は親戚)のおとなが、ご近所(又は親戚)の子供のしつけをするような時代は崩壊している。大雑把に言うとご近所(又は親戚)のおじさん、おばさんから自宅以外のソトで教えて貰ったり、褒めてもらったり、いたずらをすると注意されるようなことはない…親戚に褒めて貰うことはあっても、ご近所さんとの交流があまりない。
・親はソトでの子供の姿を知らない。親は自宅での子供の姿しか見ていないので当たり前。
昔と今を比べると、生活環境や物の見方も大きく変化しています。
一例を挙げますが、下校途中のお子さんから道で迷惑行為を受けた大人が「やめて欲しい」と注意をすると、子供側からは「道で知らない人に声をかけられて怖い思いをした」となり、事情を知らない親御さんから学校や警察に通報されてしまうことがあったようです。
総じて変わらないことは、今のおとなが子供の頃に、ご近所さんや親戚等の周りにいてくれたおとなから教えを受けたことの根っこの部分は、社会生活を送って行く上で大切なことだったことだと思います。
繋いで行きましょう。昔は子供だった今のおとなたちへ。
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