日本文化5 - 江戸時代のSDGsエコ<はぎれ屋編>

江戸時代はSDGs<はぎれ屋編>環境のミニ知識

江戸時代は1600年~1868年。

江戸時代に天秤棒を担いで、はぎれ屋が江戸の街を「中古」の「ハギレ」を売り歩いていた。

ハイソな家から中古の着物や浴衣を買って、ほどいて、洗って、良いところだけを売って商売をしていた。そして、長屋まで売りに来てくれた。

 今風に言うと、デリバリースタイル!

とうふ屋も、シジミ屋もデリバリー販売が多い時代だった。

 

長屋の奥様方は買い物に行かなくてもすむという意味では、楽な時代だったかもしれません。

 

江戸時代の主婦は、井戸で水を汲み、洗濯板で洗濯、薪で炊飯・・・etc.

家事に労力と時間を費やすことが多い時代でしたので、このようなシステムが生まれたであろうことが推察できます。

 

江戸時代の庶民は、これらのハギレを買って様々な用途に使った。

 

赤ちゃんのおむつ、着物のツギハギ用、雑巾、最後の最後は燃やして灰にする。

灰を買いにくる人に売る→作物の肥料

 

江戸時代は環境にやさしい時代だったようです。

 

長屋の隅にゴミ箱が用意されていたものの、中身は・・・瀬戸物の割れた破片くらいしか捨てるものはなかった時代でした。

究極とも言える、環境にやさしい時代だったことが伺えます。