和紙とは楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)などの植物繊維を原料とし、これらの長い繊維を均等に絡み合わせることを目的として「ネリ(トロロアオイの根をすりつぶした時にできるネバネバしたもの)」という植物性粘液を混ぜ、日本国内において手作業で行う「手すき和紙」のことを本来は和紙(わし・WASHI)というようです。
しかし、時代の流れに伴いの日本国内でも「手すき」で作られる「手すき和紙」はほんの数パーセントしか生産されていません。
手すきに変わって機械ですく和紙についても、この日本情報のページ「日本の和紙製品」の中では「和紙」として紹介しております。
<参考資料>
「現代の和紙」(「和紙」風の風合いを持つ紙)は需要の多い障子紙や半紙を中心に、伝統的でない原料が使われる和紙や、大量生産が可能な機械漉きの紙も多いが、目視だけでは区別が難しい場合も多い。伝統的な製法と異なる原料を用いた和紙や、機械漉きの和紙は歴史的に耐久性や経年劣化に対する検証が不十分であり、シミの発生や繊維の脆化などの欠点を持つ物も多い。そのため日本古来の原料と製法で作られた紙という意味での「和紙」との混用を認めない意見もある。
(出典:Wikipedia)
当サイト内、にほんあいテスト 日本情報 入門テスト(受験料無料)では、希少な手ですく和紙を「手すき和紙」としてご紹介しております。
是非この機会に日本文化のひとつである「手すき和紙」について知識を深めましょう。
東京都神保町にある山形屋紙店は、創業約150年「宮内庁御用達」であり、老舗の紙店で目から鱗の「和紙」の特徴、通常の生活ではお目にかかれない和紙もご紹介いただいております。
「にほんあいテスト 入門テスト 手すき和紙 和紙ネットワーク 山形屋紙店」
農林水産省 令和3(2021)年6月
和紙原料の生産量と、楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)、とろろあおいの写真がご覧いただけます。
外部サイト(PDF)
URL: https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/attach/pdf/tokusan-3.pdfPDF
上記は、東京都目黒区にある「ホテル雅叙園東京」に数年前のクリスマスツリーに飾ってあったオーナメントです。
和紙で出来た水引、和紙から作った小さな扇子、和紙から作ったボール、水引を編んで作ったひょうたんがクリスマスツリーに飾ってありました。日本文化と日本の技が満載のクリスマスツリーでした。
水引とは紙で出来ている細いひものことを言います。
水引の芯にも和紙が使われています。
すると…水引は全て和紙からできているということになります。
金色・銀色・赤・白などのここでつかっている水引の色は、おめでたいときに使う水引の色のみを使ってクリスマスツリーを彩っています。
水引は、日本の冠婚葬祭に欠かせないアイテムです。金色・銀色の「ひょうたん」も水引を編んで作ってあるのが繊細で素敵です。
「ホテル雅叙園東京」には東京都指定有形文化財「百段階段」があります。
外部サイト:ホテル雅叙園東京 HP
※この日、実際に使用した半紙の原材料、製造方法を調べておりませでしたが大きく分けてここでは和紙として紹介します。
日本の書道に使う半紙(文字を書く白い紙)も紙の種類を大きく分けて和紙からできています。
七海ジャパニーズカルチャーで書道体験を行いました。
この日は漢字圏ではない方々に漢字で書道を楽しんで頂き、漢字のチョイスは「心(こころ)」でした。
書道講師から数種類の半紙が提示され、大きい半紙、長い半紙、様々な紙質の半紙が存在し、それぞれの用途の説明がありました。
書道で使う半紙が色々ある事、薄いこと、半紙の億が深い事に驚きの声があがりました。
日本の扇子(せんす)も和紙から作られています。
紙で作られた扇子を「紙扇子」、布で作られた扇子を「布扇子」と言います。
写真はありませんが、団扇(うちわ)にも和紙が使われているものもあります。
日本の紙幣(しへい)の写真を掲載できずに残念です。写真の掲載には問題はないそうですが印刷された場合は法に抵触するそうですので写真の掲載はやめました。これは日本の法律です。皆さんも気をつけましょう。
<参考資料>
デジタルカメラ等で撮影したこれらの画像データをホームページやブログに掲載した場合については、その行為自体は「通貨及証券模造取締法」の取締りの対象とはなりませんが、掲載した写真が印刷された場合には、同法に抵触する可能性がありますので、十分ご注意下さい。
(出典:財務省HP)
屏風も和紙からできています。木製の枠に薄い和紙を貼ることを何回も繰り返して屏風の土台を作り、最後に表面にする紙・本紙を貼り完成します。
何枚も和紙を重ねて貼った飾り屏風です。
左:ひな人形 / 右:兜(かぶと)
日本の提灯には和紙が使われています。
提灯の形は竹ひごでつくります。その竹ひごを止めるのも和紙です。
表面にも和紙を貼って文字を書きます。
日本の技!日本の職人さんだけが受け継いできた日本の伝統!後世に残していきたい日本の文化、日本の提灯です。
和傘(わがさ)=日本に昔から伝わる紙でできた傘にも和紙が使われています。
和傘を作る工程は100を超え、和傘の材料は、竹と和紙、柿渋(かきしぶ)、数種類の植物オイルなどだそうです。
その他、和紙を使うもので代表的な物は、日本建築の家には欠かせない障子(しょうじ)、襖(ふすま)などにも和紙が使われています。日本国内の一戸建てでも障子や襖のある家が少なくなってきています。マンションではほとんど見かけなくなりました。
小物類では、
・懐紙(かいし)…茶の湯(お茶席)や、懐石料理を食べる時に使います。
・たとう紙(着物を包んで保管する時に使う)※最近は和紙ではないものもあります。
・便箋と封筒
・折り紙
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